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金融業界の時代の変化

会社の価値を測るひとつの方法として、株価を1株あたりの純資産で割った数値を使うことがある。PBR(株価純資産倍率)という。これが1以上であれば、マーケットがその会社を資産以上に評価をしていることになる。製造業の平均が1.1倍、非製造業で1.4倍とのこと。それに対して銀行業は0.3倍しかない。もはや上場している意味なく市場から見捨てられているという見方すらある。貸し出し需要が伸び悩む中、長引く超低金利は調達コストの低下を必ずしももたらさず、収益力だけを奪っているという状況だ。その結果、かぼちゃの馬車に代表されるような高リスク融資に乗り出さざるを得ないことになっている。


一方、金融業のあり方を変えるようなフィンテックと称される技術が出現してきている。それにより中抜き経済、つまり仲介者を必要としない金融取引のネットワーク化が進み、資金の需要者と供給者が直接向き合うことで、先々は銀行が不要になる事態がおこるかもしれない。 また、今、注目を浴びているが、仮想通貨のリブラの導入により金融の概念そのものも変わり、国家の金融政策すら脅かす懸念を持つ人が多くいる。


われわれに身近にも、暗号通貨の異なるマーケット間の価格の違いを利用して、利ざやを稼ぎ、投資家に月利で3%を保証するなんて仕組みも現れてきている。

これまでの常識が大きく変わろうとしている中、一人ひとりが常にアンテナを高く持ち、あふれる情報の中から本物を見極める力が求められている。

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