WEBビジネスというのはWEBを使って価値の提供を行うことで収益を上げるビジネスです。いろいろな形態がありますが、典型的なのは、何かを教えることで顧客のニーズを満たすというものです。何かを教えること自体は、セミナーみたいな形で、リアルで行うけれど、そのための集客をWEBを使うなんてことも多く行われています。もちろん、教えること自体をWEBで行う事も出来るわけです。
現在のコロナの状況下、人と人が直接触れ合う機会に制約が課せられ、WEBの活用が飛躍的に進む時代が来るというのは論を待たない事と思います。一方、世の中は5Gの時代を迎え、技術的にも情報の量的な爆発が起こることが予見されています。WEBを介した情報の伝達の主役が文字から画像へそして動画へと移行してきましたが、その流れが更に進むことでしょう。
今後、WEBを通じた、情報の需要は増えますが、それ以上に供給が増えていくのではと思います。そうなってくると、情報の価値、ないしは情報の価格が下がっていくことになるでしょう。あるいはYouTubeに見られるように、情報自体は無料で公開して、広告収入で実入りを図ることが多くなるでしょう。そうなると、今までお金を払って仕入れていた情報がタダで手軽に入手できるようになり、WEBを通じて何かを教えることでお金をもらうということが次第に難しくなると考えます。
それではWEBビジネスは成り立たなくなるのかというと、実はそうではないでしょう。、単に情報の提供だけを行っていたビジネスモデルは価値を失いますが、それに加えて、顧客の実践や習慣化を助けたり、個々人のニーズに細かく対応する、そんなビジネスだけが生き残っていくのではないかと感じます。5Gとコロナが期せずしてWEBビジネスをそのような方向に引っ張っていくのではというのが目下の仮説です。
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